IE9ピン留め
ダリー語の学習書
ダリー語はアフガニスタンの公用語の一つだ。また、タージクやハザーラ、アイマクなどの民族の母語でもある。ただし、アフガニスタンで最大の民族はパシュトゥーンで、その言語パシュトゥー語は国語National Languageとされている。とはいえ、他民族を繋ぐリンク言語としては圧倒的にダリー語の役割が大きい。

ということで、現在、鋭意学習に励んでいる。

ダリー語は、言語的にはイランのペルシア語(ファールスィー)と同じで、文法もほぼ同じである。ただ、これまでペルシア語の基礎はやったことはあるが、それなりに違いがあるのも確かだ。

例としては、語末のheをeでなくウルドゥー語のようにaで読み(例外もある)、qとghの音の差が残っているなどのほか、語彙面での違いもかなり大きい。イランで椅子はサンダリーだが、アフガニスタンではチョウキーである。ちなみに、こちらでのサンダリーは「こたつ」の意味だ。文語ではそれほどでないが、口語になるとこの差はかなり激しくなるらしい。さらに文語から口語への音韻変化もかなりありそうだ。「戸棚」アルマーリーがアンウォーリーという感じ。

自分のペルシア語はそもそも大したレベルではないので、まともに使えるようになるのには、けっこう時間がかかりそうだ。

○今使っているダリー語の学習書
『ダリー語文法入門』 縄田鉄男(大学書林 ¥8600)
この本は、かなり詳しいところまで文法の説明があることと、練習問題が豊富なことが長所。また、同じ著者の、
『ダリー語基礎1500語』 縄田鉄男(大学書林 ¥3000)
というのもある。
難点としては、両方とも誤植が多いことか。

口語の入門書では、以下。
"Conversational Dari: An introductory course in the Farsi of Afghanistan". By Eugene H. Glassman, 2000. (InterLit Foundation, Peshawar).

パキスタンで出ているもので、イスラマバードのサイード・ブックにて購入。価格はRs750。また、別売りの7枚組CDはよく出来ていると思う。同じシリーズでパシュトゥー語(パフトー語。東部方言)もある。パキスタンで使うと語彙がかなり違うようだ。

口語を学習するときの注意としては、これを外人が生半可にしゃべると、日本で外人が方言を話すように聞こえる、あるいは単に教育のない者と誤解される可能性があること。やはり、文語をある程度押さえた上で口語をやるのが王道か。

そのほか、
『旅の指さし会話帳 アフガニスタン』(嶋岡尚子著\1800)というのもあるが、ちゃんと勉強するのには役不足だろう。

by koidelahore | 2008-12-11 20:23 | Afghanistan
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