パンジャーブは祭り一色だ。インドではホーリーの季節だし、ペルシア語圏ではノールーズである。明日3月20日はラホール守護聖者ダーター・ガンジ・バフシュの命日大祭(ウルス)で、ラホール市はお休みモードだ。3月23日にも市内各所に祭市が立つ。
それはいいとして、先週フシャーブ祭り(ジャシュネ・フシャーブ)というのに招かれたので行ってきた。この時期、県政府主催にて数日間行われる。職員みんな駆り出されるので普通の仕事はもちろん全部ストップだ。それに今回は選挙が終わった直後ということで「ありがとう」モードの大盤振る舞いである。
演目は群舞系がルッディー、ジューマル。ルッディーがバチを使うものでジューマルは使わないものという説明をされたが、逆かもしれないし全然違うかもしれない。

それからシャトゥル・ナーチすなわちラクダ舞。ラクダが踊るというと、前足挙げてパオーンパオーンみたいに思うかもしれないが、むしろシャナリシャナリ系の優雅なものである。首に結んだ紐を後ろに引っ張ってラクダを操るわけである。

さらにネーザ・バーズィー。これは疾走する馬上から槍(ネーザ)を繰り出して、小さな板切れを突き刺すゲームだ。流鏑馬の槍版である。
そして最後がカバッディーの変形ともいうべきパルコーディーというゲーム。1人を2人が追いかける。逃げるほうは陣地に生還するか、追跡者2名を地面に倒せば勝ち。ただカバッディーと違って吸気ルールがないようである。つまり自由に息吸っていいらしい。この日は北西辺境州ラッキー・マルワト県のチームが強かった。「やっぱりパターンだぜ」という声が上がっていた。ところで、このパルコーディー選手のパンツ(ランゴーティー)はけっこう際どい。

祭りにはラッキー・イーラーニー・サーカスの「死の井戸」モート・カー・クンアーンもあるはずだったが、隣町サルゴーダーで手間取ったらしく、来ていなかった。「死の井戸」というと如何にも子どもが喜びそうなものだが、要はバイクが遠心力を利用して円柱の内側を垂直に走るという見世物である。その他、見世物小屋が林立しており、いかにも怪しい縁日を満喫させてもらったのであった。